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マジカルミライ2024大阪に行ってきました

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マジカルミライ、それは企画展示と生演奏ライブのイベント。端的に言うとボカロ好きたちが集まって、ボカロ文化を楽しむぜ!というオタク・フェスティバルです。

いまや誰でも知っているバーチャルシンガー・初音ミクさんのお誕生日(=VOCALOID2 初音ミクの発売日)をお祝いしつつ、ボカロをとりまく創作を楽しもうという趣旨のオフィシャルイベントで、毎年開かれています。去年が10thということだったので、今年で11年目1。積み重なってきた歴史がデカすぎる。

そんなマジカルミライ、2019年から参加しているのですが、今年も行ってきました。これがすごかったのでブログにしておこうという次第。

これまでのミライ

2019年にたまたまマジカルミライの存在を知り、「スクリーンの映像に向かってオタクがペンライト降ってるのおもろ~、ていうかオケは録音したやつ流すのかな?試しに見に行くか笑」くらいのノリでライブチケットを予約。
まさかのSS席前方中央付近という、ステージド真ん前の神番が当たってしまい、濃ゆ~~いオタクたちに囲まれる中、ライブパフォーマンスに圧倒されっぱなしでした。

「テオ」のブチ上がるイントロと主に、ミクさんの3DCGが等身大でスクリーンに投影され、確かにそこに「初音ミク」が現れた瞬間は忘れもしません。
映像と歌声にあわせて、最高のバンドサウンド(生演奏!)を奏でるバンドメンバーたち。ボカロという概念に対して、同じ舞台に現実世界の人間たちがメンバーとして立っている光景は、まったく知らない世界でした。 その奇妙なバランスのステージをペンライトを振って一生懸命に応援する観客……。異様な熱狂につつまれながら、ステージに目と耳が釘付けにされてました。

「初音ミクは実在した……」 ライブ終了後、事前の冷やかし気分はすっかり飛んでいき、そうつぶやくことしかできなくなっていました。絶対来年もいこう!と決意し、そこからは毎年1公演は参加するようになりました。

見えたミライ

そんなこんなで6年目となるマジカルミライ参戦ですが、当初は「今年見に行ったらもう来年はいいかな」と思っていました。

ライブのデカい音で聞きたい曲や、意外な曲がセットリストに選出されるのではないかという期待が、私がライブイベントに行く理由の根底にあって。
有名曲・定番曲の上演(あえてこう書く)も、お決まりといえば聞こえはいいけど正直飽きてしまったな~と感じることが増えてしまいました。バンドアレンジはちょっとずつ違っているけど、毎年同じような曲ばかりやるようじゃ、目新しさないなあとどこかで思っていました。

そんな斜に構えためんどいオタクの考え、いとも簡単に吹き飛びました。常に変化しつづけることがミクさんたちと描く未来なんだなって……(?)

うまいことまとまらないので箇条書きにしちゃう。オタク語彙力ないなった。

  • 重厚なバンドサウンド
    • がっつりロックアレンジから、ピアノ・アコギを聞かせる編曲まで、アレンジの幅がずいぶん広がったなと思いました。音がいい。気のせいか分からないけど、今回は低音の響きがよかったような……とにかくリズム隊の音がよく聞こえた。マジカルミライの場ならではのデカい音でボカロ曲聞けるの最高。
  • ado「踊」のリンレンカバー
    • スイートマジックとかの人間歌唱の曲をマジカルミライでやった前例はあれど、かなり突飛なところから選曲してきたという印象。まじでびっくりしたけど、adoもミクさんとライブでコラボしたそうだし、納得といえばそうかも?周りのオタクもノリノリでコールしてました。
  • イカしたメンバー紹介パートで「ボーカルは~初音ミク!」のくだりが1人ずつ名前をコールする形式に変更
    • 良すぎる。最高。ミクさんだけじゃなくて、ボカロたちみんな主役だよっていう思いが見える。ぜひこれは定番の流れにしてほしい
    • 余談だけど、バンメンのパフォーマンスもノリがハジケててとても良かった(ショッピングバッグ背負ってきたり、去年に引き続き電ドラでギター弾いたり、フラッグで弾いたり)。マジカルミライに人間見に来てるところすらあるのですごく口角上がったし、もっとこういうのちょうだいもっと。
  • 定番曲「Hand in Hand」のクリプトンボカロ6人歌唱
    • 好きな曲がさらに好きになっちゃった……ラブ……。ライブならではのシャッフル歌唱だったり、そういうのが見てみたいとずっと思っていたので素晴らしい演出だと思った。
    • ハイタッチしたりアイコンタクトしあったり、振り付けも素敵すぎんか?毎年見てきたパフォーマンスがぐっと良くなって、今年来て本当に良かったと思えました。

こんなん見せられたらもう最高じゃん、頭空っぽになってしまう……。

コロナ禍を経て声出しNGになって解禁されて、プロジェクトセカイも独自でイベントをやるようになり、一方マジカルミライはマンネリ打破のためにどうする?って感じに見ていたので、今回のライブで見せてくれたパフォーマンスには大満足です。
ここまでガラッと方向性を変える動きが出てきたってことは、来年はいったいどうなっちゃうんだ?と久しぶりにワクワクしています。

まとめ

えー、来年も行きます。マジカルミライ。仙台か、大阪か、はたまた東京か、存分に悩みながら楽しみに待ちます。


  1. 前身となるミクフェスやミクの日感謝祭を含めないで、マジカルミライ2013から数えると11年。